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蝶々の螺鈿ネックレス

  • 2017/08/11 01:13
  • Posted by temari
お久しぶりです。
ほったらかしサイトですが、来てくださる方がいて申し訳ないというか嬉しいというか…
ありがとうございます(*´д`*)

一年ほど前にシルバー制作に移行して以来、やってることが地道すぎて動きがないまま時間だけ経っていましたが、シルバー制作の一つの目標だった蝶々の螺鈿アクセサリーがようやく完成しました。

20170811011459.jpg-large.jpeg

蝶々の螺鈿ネックレス *silver925/日本アワビ/UVレジン
 
16年春先ごろに市販パーツで蝶々螺鈿のチョーカーを制作し、これから販売していこうかと思った矢先に、レジンの分離とか剥離とか、市販パーツが素肌に身につけると一日で変色するとかのトラブルで1個も売らずに撤収。
これはもう枠から自作するしかない!と模索の後ロストワックス製法に辿り着き、とにかくやってみよう!とわけもわからずシルバー制作に足を突っ込んだのが7月。
それから1年、回り道をしつつようやく本来やりたかった蝶々螺鈿のアクセサリー完成に至りました。
 
以下、ここに至るまでのあれこれ語りです。
ちょっと長めですが、お暇でしたらお付き合いください。
 
 
永遠と言ってもいいくらい輝きが変わらない螺鈿細工を用いていながら枠が一日で変色してしまったのがもうショックでショックで(;∀;)
中華パーツの変色の早さって凄まじい。
レジンのトラブルは自分のせいだから回避出来るとしても、
安価なメッキ品の市販パーツを使い続ける限り、今後も変色におびえ続けなきゃいけないわけで、それならと国産パーツを探してみても、気に入ったデザインのがなかなかないんです。
もう自作するしか道はない。
 
そこでうっすらと知っていた銀粘土はどうかなーと調べてみましたが制作工程やコスト面でどうも自分にはハードルが高い。そこでさらにうっすらとしか知らなかったロストワックスを調べてみたらこれなら自分にも出来そうだと、さっそく最低限の材料と道具を調達。
色んなサイトを参考にしつつ、失敗もしつつ、どうにかシンプルな雫型枠の原型を作り、えいや!と鋳造業者に突っ込み、数日後、枠が仕上がって手元に届きました。
初めてのシルバー制作でしたが、あっけなく出来ちゃった!
銀粘土に比べてロストワックスのハードルの低さは異常w
 
ワックスを削り形にしていくのが楽しかったのが最大の発見でした。
シルバーを磨くのも楽しかった。
荒いヤスリから目を細かくしていって、鏡面になる瞬間は感動!
周りに教えてくれる人が誰もいないので苦労はあったけど、その分技が身に付いていくのが嬉しかったです。
 
ド素人のくせにいっちょまえにオーダーをいただいたりして
そちらを制作してる内に最低限の技術も身に付いてきて、17年に入ってようやく蝶々枠を製作開始。
自分がカッコいい!と思うものをとにかく作ってみたい。
流行とか需要とか関係なしに。
ハンドメイドブームに乗っかって始めたアクセサリー作りでしたが、世間の流行に無意識に合わせていた部分があって、それがなんとなく違和感があったんですね。
リリカルな作品名とかポエミーな説明とか…そういうのも好きだけどなんか違う。
意識と無意識のズレを解消したかったのと、自分が美しいと思うものを目差してみたい。
結果それでまったく受けなくても趣味なんだからそれでいい。
本当は時々めっちゃ不安になってたんですがw
制作過程をアップしたSNSでいただく反応に励まされていました。
 
そんなこんなで原型も出来上がり、鋳造からも上がってきて、いままでより複雑な形だから研磨は時間かかったけど、なんとか枠が完成した!
そしたら、レジン入れて螺鈿やるのがなんかコワイ!www
この枠1個しかないのがめっちゃコワイ失敗出来ない(;´Д`)
ジタバタしながら1ヶ月近く螺鈿のテストやデザイン再考などで逃げ回り、自分で区切った期限が近くなってきたので、えいや!と取りかかったら螺鈿のベースに入れた黒レジンが枠から外れるトラブル発生。
散々慎重になっておきながら結局失敗www取り返せる失敗でよかったですw
 
色々あったけど7月半ば、ようやく完成。
レジンも螺鈿の切り出しにも正直後悔しかない。
それでも、そんな後悔も吹き飛ばしてくれる螺鈿の美しさ。
最大限には引き出せなかったかも知れないけど、それでも美しい螺鈿。
やっと作れました。これがやりたかったんです。
 
そしてドキドキしながらSNSに投稿。
鍵かけてるツイッター以外に螺鈿アクセサリーをアップするのはこれが初めてです。
今までよりもいい反応をいただけてホッとしました。
沢山いいねもらってる方からしたら、ほんのちょっとなんですが、私には充分。
自分が美しいと思うものを信じてきたのが報われました。
 
さて、まともな制作環境すら整ってない彫金ド素人に、
びっくりの展開が始まるのですが、それは次にお話したいと思います。

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 螺鈿と天然石のアクセサリー制作の手毬です。ブログでは製作記録や新作発表など。

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